畳材のQ&A

畳へりの種類が多くて決められません。アドバイスを下さい。
畳縁は岡山と福井で主に生産され、約23000種類あるといわれています。無地へりと柄へりがあり、材質は綿糸、麻糸、合成繊維糸の組み合わせに金糸をより合わせたものなどがあります。茶室などは茶縁か黒縁の無地へりが中心になりますが、日本の伝統柄から新しい時代のライフスタイルに合わせた現代感覚のものまで、へりを選ぶ基準は個人の好みで自由な発想でお選び下さい。室内のクロスや襖の色柄などと調和の取れた色調を選ぶのもいいかと思います。ただ、畳表は新調時と数年後の退色した色では全く違った見え方がします。みどりから黄色にそして茶色にと変化していきます。畳の使用期間から見ると緑色の時間より黄色から亜麻色の時期の方が長いので、この事も頭の片隅においてお選び下さい。最近ではペットボトルのリサイクルのエコマーク認定畳縁や自然循環するエコロジー繊維100%使用の生分解性畳縁もあります。
畳を入替えて6年ですがへりだけ破れてしまいました。
部屋の使用頻度にもよりますが6年経過ということで、寿命とお考え下さい。表替または裏返しの折には新しい縁に付け替えますが、どうしてもという事であればへりだけの交換も致します。へりの材質で綿糸製品より合成繊維糸使用ヘリの方が耐久性、耐磨耗に優れています。どの縁も直射日光の入る場所では色落ちが早く、白っぽくなったり黒くなったり、解れやすくなります。
新畳に入替えたのですが踏み込むとギュッと音鳴りがします。
敷居や幅木と接触して音が出ている場合は、床との段差調整で止まる場合もあります。また、畳縁の材質が綿糸の場合は鳴り易いのですが、畳と木部との接触部分に擦れがある場合はロウを塗ってみてください。止まります。縁際ではなくて部屋の中央部での音鳴りは床板をお調べ下さい。床材の板同士が擦れて音鳴りする場合があります。畳床に起因する場合は、脱ワラタイプはインシュレーションボードとポリスチレンフォームの相性、ワラサンドタイプは、ポリスチレンフォームと単板、畳縁と縁下紙との相性による音鳴りも考えられます。吸湿、乾燥の繰り返しで畳自体が縮み、畳糸が緩むことで音鳴りが発生します。何れも畳店にご相談下さい。
ダニシラズシートについて教えてください。
ダニシラズシートは、旭硝子の先進技術が生み出したワラ畳用の防虫シートです。無臭で人体に安全な無機系薬剤のホウ素系化合物をブローアウトという方法で付着させた緻密なシートです。使用しているホウ素系化合物は通常の使用状態で薬効が10年以上長持ちします。ダニシラズシートは畳表と畳床の間に挿入する新しいタイプの防虫材で、薬剤の殺虫効果と緻密なメッシュのダブルストッパー構造になっています。ホウ素系化合物は、無機質の物質で、有機質と違って揮発分解しません。経口毒性は食塩並みで、洗眼の消毒剤としても使われている安全性の高いものです。このダニシラズシートは〝ダブルストッパー方式〟ということで、 一つはホウ素系化合物での殺ダニ。もう一つはメッシュの細かい不織布を使うことでダニそのものを畳床からは這い出せない、表面上から畳床の中には潜り込めない物理的シャットアウトが特徴です。
活性炭シートについて教えてください。
活性炭付着量は45g/㎡。シート1c㎡当りの活性炭の表面積は約1万坪にもなり、木炭の4倍の吸着性能があり消臭・調湿性能に優れています。また、抗菌剤として安全性・抗菌性能・持続性に優れている銀系セラミック抗菌剤を用いていますので、細菌だけでなく、梅雨時に懸念されるカビの抑制にも効果を発揮します。
竹炭パワーシートについて教えてください。
孟宗竹炭は木炭の2倍の表面積、3倍の吸着能力があり天然素材とハイテク素材を組み合わせたアミノ酸銀による抗菌調湿シートです。抗菌・防カビ・調湿・消臭効果・ダニへの忌避効果・遠赤外線効果があります。
畳のシックハウス対策について教えてください。
改正建築基準法(シックハウス対策規制)が平成15年7月1日より施行されました。畳に関しては、「ホルムアルデヒド発散建築材料」17種類の中には含まれておりません。当店使用の全畳資材に付きましては、各メーカーより公的機関が発行するホルムアルデヒド放出量試験結果証明書を提出して頂いています。畳表に関しましてはい草生産農家、JA、経済連、畳表卸業者共に試験を実施しておりませんのでホルムアルデヒド放出量は不明です。ただ、い草は二酸化窒素やアセトアルデヒドを吸着しますのでシックハウスの原因とされる化学物質、ホルムアルデヒドについても(性質が良く似ているので)同じ効果があると考えられます。
ワラ畳の良いところを教えてください。
稲ワラを100%使って畳床を作るには、ワラを縦横に3~5層に積み上げ、約40センチにも積み上げたワラを5センチにまで圧縮して作ります。これだけ圧縮してもワラ床独特の弾力性は他ではなかなか出せません。また、稲ワラの茎は空洞になっており、い草と共に沢山の空気を溜め込むことが出来ますので断熱性と保温性にも優れています。また水分の吸放湿性にも優れています。1枚で約500ccの水分を吸収することができ、空気が乾燥すると放出して、部屋の調湿作用も十分期待できます。室内の湿度が40%以上で吸収、40%以下になると放出してくれます。最近は稲わらの確保が難しく、100%ワラ床は最高級品となります。日本の風土、気候には一番適した床材と言えます。
最近は軽い畳が多いと聞きますが材質は何ですか?
最近の畳は断熱性能の高いインシュレーションボード(木質系繊維板)とポリスチレンフォームの組み合わせで畳床(芯材)はできています。弾力性はワラ床より少し硬いですが、ダニの温床になるワラを使用しないためハウスメーカー各社も採用しています。当店出荷割合でもこの脱ワラタイプ畳は93%、続いてポリスチレンフォームをワラで挟み込むワラサンドイッチタイプが5%、ワラ床2%、その他、ひのき畳などです。
洋間に畳を敷きたいのですが
畳を敷く場合の方法として置き畳として簡易的に並べて畳コーナーを作るか、部屋全体に敷き詰めるかによって工事内容が変わってきます。置き畳としては、「彩美」や「さやか」があります。どちらもお客様ご自身でセットして頂くことになります。全体に敷き詰める場合は通常の畳工事の工程になります。注意点として、入口の建具やクローゼットに接触しないかを確認してください。薄畳(15ミリ)より対応できますが、標準価格より割高になります。

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